渡部昇一「家庭の大事」#01 ゲスト:藤尾秀昭(致知出版代表)
渡部昇一「家庭の大事」#01
渡部昇一氏監修・出演による対談シリーズがスタート。
最初のゲストには、致知出版社代表取締役社長・藤尾秀昭さんの登場です。
時間:30分 / 全4回
収録:2014年12月
★「対談レポート」Taro Kasama(大学4年生)
今回の対談では、大きく三つのトピックについてお話しされていました。
まず第一は、月刊『致知』はなぜここまで読者の支持を集めているのだろうか、というもの。11万部という発行部数は、教養雑誌としては異例の発行部数なのだそうです。
藤尾先生は、『致知』の理念が良かったからではないかと分析されていました。時代の変化に流されず、人生について、仕事について真剣に取り組もうという姿勢。ただ知識ばかりため込んで、偉くなった気になって人に嫌われてしまうような「ニセの学問」ではなく、「人間学」という本物の学問を伝えようという理念、これが感動を呼んでいるのではないか、と。
「藤尾さんは人間学の体現者―。」冒頭、渡部先生はそう言われていましたが、これほどまでに読者の支持を集めている理由は、渡部先生、そして藤尾先生ご自身の「人間学」にこそあるのかもしれません。
第二は、日本のリーダーについてです。渡部先生は、哲人のような立派な経営者、リーダーが減っているのではないかと指摘されていました。そしてそれはなぜなのか。
藤尾先生のお答えは明快です。リーダーが、縦、横両軸の価値観を持っていないのが原因だ、と言うのです。どういうことか。今日のリーダーは、やれアメリカではどうだ、あの会社はどうしてる、ライバルたちはどうだ...といった具合に、横の価値観しか持っていない。だから左右に流されてしまう。歴史や古典、人物の研究を積んで、縦軸をしっかりする、特にそれを若いうちにやる、というのがリーダーたちに足りていないのだと、そう主張されました。
幕末、日本が植民地にされるのを防いだ志士たちはみな10代、20代だった。なぜそんな若者があんなことができたのかと言えば、それは縦軸の学問、心学、つまり「人間学」をやっていたからだ、というのは渡部先生のご発言ですが、こちらも大いに納得できます。
第三は、若者と教育について。
若い人たちに『致知』の人間学を教え伝えようと、藤尾先生がある大学で「人間学」の講義をした際のエピソードです。やっとの思いで学生たちを静まらせ、講義を始めようと学生たちの目を見ると、皆とろ~んとた目をしている。それを見て、用意してきた話を全部やめた。ところが最後に書かせた作文が、皆すばらしい文章だったと言います。
そこで先生は気付かれた。幕末の若者たちと資質は同じである。経てきた教育が違っただけだ、と。だからこそ、そんな若者たちに『致知』の「人間学」を知って欲しい。それが藤尾先生からのメッセージです。
<番組は全4回でお届けします>
渡部昇一氏監修・出演による対談シリーズがスタート。
最初のゲストには、致知出版社代表取締役社長・藤尾秀昭さんの登場です。
時間:30分 / 全4回
収録:2014年12月
★「対談レポート」Taro Kasama(大学4年生)
今回の対談では、大きく三つのトピックについてお話しされていました。
まず第一は、月刊『致知』はなぜここまで読者の支持を集めているのだろうか、というもの。11万部という発行部数は、教養雑誌としては異例の発行部数なのだそうです。
藤尾先生は、『致知』の理念が良かったからではないかと分析されていました。時代の変化に流されず、人生について、仕事について真剣に取り組もうという姿勢。ただ知識ばかりため込んで、偉くなった気になって人に嫌われてしまうような「ニセの学問」ではなく、「人間学」という本物の学問を伝えようという理念、これが感動を呼んでいるのではないか、と。
「藤尾さんは人間学の体現者―。」冒頭、渡部先生はそう言われていましたが、これほどまでに読者の支持を集めている理由は、渡部先生、そして藤尾先生ご自身の「人間学」にこそあるのかもしれません。
第二は、日本のリーダーについてです。渡部先生は、哲人のような立派な経営者、リーダーが減っているのではないかと指摘されていました。そしてそれはなぜなのか。
藤尾先生のお答えは明快です。リーダーが、縦、横両軸の価値観を持っていないのが原因だ、と言うのです。どういうことか。今日のリーダーは、やれアメリカではどうだ、あの会社はどうしてる、ライバルたちはどうだ...といった具合に、横の価値観しか持っていない。だから左右に流されてしまう。歴史や古典、人物の研究を積んで、縦軸をしっかりする、特にそれを若いうちにやる、というのがリーダーたちに足りていないのだと、そう主張されました。
幕末、日本が植民地にされるのを防いだ志士たちはみな10代、20代だった。なぜそんな若者があんなことができたのかと言えば、それは縦軸の学問、心学、つまり「人間学」をやっていたからだ、というのは渡部先生のご発言ですが、こちらも大いに納得できます。
第三は、若者と教育について。
若い人たちに『致知』の人間学を教え伝えようと、藤尾先生がある大学で「人間学」の講義をした際のエピソードです。やっとの思いで学生たちを静まらせ、講義を始めようと学生たちの目を見ると、皆とろ~んとた目をしている。それを見て、用意してきた話を全部やめた。ところが最後に書かせた作文が、皆すばらしい文章だったと言います。
そこで先生は気付かれた。幕末の若者たちと資質は同じである。経てきた教育が違っただけだ、と。だからこそ、そんな若者たちに『致知』の「人間学」を知って欲しい。それが藤尾先生からのメッセージです。
<番組は全4回でお届けします>
| 放送日 | 放送時間 |
|---|---|
| 4月2日 |








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